海と山では、見られる鳥は違う

さまざまな環境と見られる野鳥

野鳥の種類によって、観察できる場所に差があります。
見たい野鳥がどういう場所に生息しているかを知ることは、野鳥を探すうえで重要な手掛かりになります。

まず、野鳥の区別は、陸上で見られる鳥水辺で見られる鳥に分けられます。
キジ、ハト、ツル、カッコウ、フクロウ、キツツキ、カラス、小鳥の多くは陸上で見られます。
カモ、カイツブリ、ウ、サギ、シギ、チドリ、カモメのグループの鳥は水辺で見られます。
マガン、ハヤブサ、ツバメなど一部の鳥は、どちらの環境でも見ることができます。

陸上で見られる鳥は、公園、森林、草原で見られる鳥に分けられます。
公園では、スズメ、カラス、ムクドリなどの鳥が見られます。
森林では、エナガ、キビタキ、オオルリなどの鳥が見られます。
草原では、ヒバリ、セッカなどの鳥が見られます。

水辺で見られる鳥は、川辺、海辺で見られる鳥に分けられます。
川辺では、カワセミ、カルガモ、マガモなどの鳥が見られます。
海辺では、ウミネコ、シギ科やチドリ科の鳥が見られます。

山野の鳥と水鳥、猛禽類では、食べるものが種により異なります。
木の実、貝、小動物など、種によってさまざまです。
それぞれが住む生活環境と生態には、関係がありそうですね。

ここに出てきた野鳥たちの名前を覚える必要はまったくありません。
ただ、場所によって、観察できる野鳥の種類が変わるということが分かっていただけたらと思います。

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