東北大学野鳥の会(通称「のとり」)には多くのイベントがあります。
のとりの活動は自由参加なので、イベントに参加するかどうかは自分の都合に合わせて選ぶことができます。
勉強やバイトと両立できるのがのとりの魅力の1つでもあります。
5月の大型連休に、山形県酒田市沖に位置する飛島に行き、膨大な種類の鳥を観察します。
島の宿では、海鮮をふんだんに使った豪華でおいしい料理が味わえます。
また、島に渡れるor本土に帰れるかどうかが海の状態に左右されるギャンブル性も醍醐味です。
5月末ごろに青葉山公園にて、外来種であるガ ビチョウ の個体数を調査・記録していました。
この調査を通して、外来種の野鳥が自然環境に与える影響について考え、他校との意見交換を行いました。
学校周辺ではガビチョウが定着したため、2019年より代替となる調査を行っています。
6、7月に、山形県にある羽黒山で、アカショウビンという珍しい鳥目当ての合宿を行います。
また、クラゲ水族館として全国的に有名な加茂水族館にも足を運んでいます。
新入生どうし、あるいは新入生と上級生との交流が、一層深められる機会にもなっています。
夏休みを利用して、津軽半島最北端に位置する龍飛崎で、猛禽類や渡り鳥を観察します。
コテージを貸切って、部員みんなで協力して料理作りにチャレンジしたりします。
他にも階段国道に出かけたり、釣りをしたりなど、なんでもアリの合宿です。
冬に何度か、宮城県内にある伊豆沼や蕪栗沼に出かけてガンを数えます。
ただ実際には、その数があまりにも多いため、水鳥の観察がメインになっています。
朝焼けをバックに、数万羽にものぼるガンの群れが一斉に飛び立つ光景は圧巻です。