蒲生干潟は、仙台中心部から10kmほど東にある、太平洋に面した干潟です。
蒲生干潟では、干潟に飛来する水鳥を中心に観察できます。
チドリ目シギ科 Whimbrel
茶色でクチバシが下に反った、シギ科の中では大きいシギ。
他のシギ・チドリ同様、クチバシを地面につついて
餌を採る様子が見られる。
カモ目カモ科 Northern Pintail
頭がこげ茶色で、その名の通りしっぽの羽が長い、
冬に見られるカモ。
餌を採るわけでもなく、水面をぷかぷかと漂っていることが多い。
カイツブリ目カイツブリ科 Great Crested Grebe
細長く白い首と、ピンクのクチバシが特徴的なカイツブリ。
夏になると黒と橙色の飾り羽が現れるが、
日本に飛来するのは冬である。
スズメ目ヨシキリ科 Black-browed Reed Warbler
夏に観察できる、背中が茶色でおなかが白い小鳥。
にぎやかにさえずるが、
背丈の高い草に隠れているため見つけづらい。
伊豆沼(栗原市)と蕪栗沼(大崎市)では、渡り鳥を中心に観察できます。
2つの沼は距離があまり離れておらず、セットで探鳥が行えます。
カモ目カモ科 Whooper Swan
真っ白でクチバシが黄色いとても大きな鳥。
いわゆる「白鳥」。
伊豆沼と蕪栗沼で冬を越す個体の数は、日本最大級といわれる。
カモ目カモ科 Greater White-fronted Goose
クチバシが黄色く、褐色で黒い横縞の入った大きな鳥。
いわゆる「雁(がん)」。
日本に飛来する80%以上が宮城県北部で冬を越す。(県HPより)
チドリ目チドリ科 Northern Lapwing
頭部にある黒くて長い冠羽と、金属光沢のある翼をもつチドリ。
ネコのようにミュー、と鳴きながら、
冬の田んぼをトコトコ歩く。
網地島は、牡鹿半島の先端、石巻湾沖に位置する島です。
網地島では海鳥を中心に観察でき、また猫たちもたくさん暮らしています。
チドリ目ウミスズメ科 Ancient Murrelet
頭と翼が黒く、カモというよりはペンギンに近い体形をした鳥。
通常は船に乗らないと観察できないが、
網地島では陸から観察できる。
カモ目カモ科 Tufted Duck
モノクロの体に、頭部にある黒くて長い冠羽が特徴のカモ。
冬に日本に飛来する。
キラリと光る黄色い目が強者の風格を漂わせる。
カモ目カモ科 Black Scoter
「クロガモ」の名の通り、黄色いクチバシ以外は真っ黒のカモ。
冬に東北の日本海側で見られる。
本当に真っ黒なのですぐにわかる。
蔵王といえば山形県側が樹氷で有名ですが、宮城県側も温泉を軸として栄えています。
山麓では森の小鳥たちが、山頂付近では高山に生息する鳥たちが見られます。
スズメ目ヒタキ科 Narcissus Flycatcher
鮮やかな黄色の眉と、体の黄色と黒のコントラストが美しい夏の小鳥。
他の鳥や、ツクツクボウシ(セミ)の鳴き声を
マネするお茶目な面もある。
スズメ目ヒタキ科 Blue-and-white Flycatcher
頭と背中が瑠璃色の、夏に見られる小鳥。
山地で観察できることが多い。
ピールリー…と山に響く美しい鳴き声は、日本三鳴鳥にふさわしい。
スズメ目カラス科 Spotted Nutcracker
黒い体に白い「星」を散りばめた、
高山帯でしか見ることができないカラス。
森林限界の近くの、背丈が低い松の木の上でガーガーと鳴いている。
スズメ目イワヒバリ科 Alpine Accentor
頭が灰色で、首から下がスズメのような、
高山帯でしか見られない小鳥。
人を恐れずに、ヒバリのような複雑できれいな鳴き声を聞かせてくれる。